デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「覚憲」の解説 覚憲 かくけん 1131-1213* 平安後期-鎌倉時代の僧。天承元年生まれ。藤原通憲(みちのり)の5男。興福寺にはいり,蔵俊にしたがい出家,唯識,法相(ほっそう)をまなぶ。のち興福寺の別当となり,焼失した同寺の再興に力をつくす。建久6年(1195)東大寺大仏殿落慶供養の導師をつとめた。壺坂僧正とよばれた。建暦(けんりゃく)2年12月17日死去。82歳。著作に「因明抄」「三国通鈔」。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by