覚成(読み)かくぜい

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「覚成」の解説

覚成 かくぜい

1126-1198 平安後期-鎌倉時代の僧。
大治(だいじ)元年生まれ。藤原家忠の孫。真言宗仁和(にんな)寺の覚法法親王と同寺保寿院の永厳(ようごん)にまなび,同院門跡(もんぜき)をつぎ,守覚法親王に永厳の法流をつたえた。東寺長者,東大寺別当をつとめ,建久9年大僧正となった。建久9年10月21日死去。73歳。著作に「金玉聞書」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android