覩城跡(読み)とじようあと

日本歴史地名大系 「覩城跡」の解説

覩城跡
とじようあと

[現在地名]芦辺町湯岳 本村触

今坂こんざかに築かれた中世の城跡。史料上は戸城・烏城とも記され、またさぎノ城とも称される(壱岐名勝図誌)。平治年間(一一五九―六〇)国司として赴任した長田壱岐守平忠政が壱岐に土着し、覩城を築いたとされ、寿永年間(一一八二―八四)その子忠致が居城していたが、建久元年(一一九〇)一〇月鎌倉幕府の手によって殺害されたという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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