海の事典 「親潮第1分枝」の解説 親潮第1分枝 本州東方の混合水域に、親潮系の水が舌状に大きく南方に張り出して来ることが多い。このような舌状の冷水部を、沿岸側から数えて、親潮の第1分枝、第2分 枝と呼ぶ。第1分枝は、三陸沿岸沿いの津軽海流の沖側を南に張り出し、時には常磐沖から房総沖まで達する。これらの分枝内の水は、親潮水の性質をかなり保 持しているが、周辺の水との混合でかなりの変質を受けている。親潮分枝の消長は漁業や沿岸の気候に大きな影響を与える。 (永田) 出典 (財)日本水路協会 海洋情報研究センター海の事典について 情報 Sponserd by