観入(読み)カンニュウ

デジタル大辞泉 「観入」の意味・読み・例文・類語

かん‐にゅう〔クワンニフ〕【観入】

[名](スル)対象に深く没入して、対象を正しく認識すること。
実相に―して自然・自己一元の生を写す」〈茂吉短歌に於ける写生の説〉
[補説]斎藤茂吉造語

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精選版 日本国語大辞典 「観入」の意味・読み・例文・類語

かん‐にゅうクヮンニフ【観入】

  1. 〘 名詞 〙 ( 大正時代歌人、斎藤茂吉が造語したもの ) 心眼をもって対象を正しく把握すること。→実相観入(じっそうかんにゅう)
    1. [初出の実例]「実相に観入して自然・自己一元の生を写す」(出典:短歌に於ける写生の説(1920‐21)〈斎藤茂吉〉四)

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