山川 日本史小辞典 改訂新版 「観心寺金堂」の解説
観心寺 金堂
かんしんじこんどう
14世紀後半から15世紀前半の建築。正面7間,奥行7間。表側2間を礼堂,その奥の4間を内陣,背面の1間を後戸とする。内陣の仏壇の前方左右に両界曼荼羅(りょうかいまんだら)を掛ける壁を設けるのが特徴。和様が原則だが,海老虹梁(えびこうりょう)・双斗(そうと)など禅宗様・大仏様の技法を咀嚼(そしゃく)し,とりいれている。国宝。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報