観心寺金堂(読み)かんしんじこんどう

山川 日本史小辞典 改訂新版 「観心寺金堂」の解説

観心寺 金堂
かんしんじこんどう

14世紀後半から15世紀前半の建築。正面7間,奥行7間。表側2間を礼堂,その奥の4間を内陣背面の1間を後戸とする。内陣の仏壇の前方左右に両界曼荼羅(りょうかいまんだら)を掛ける壁を設けるのが特徴。和様が原則だが,海老虹梁(えびこうりょう)・双斗(そうと)など禅宗様大仏様技法咀嚼(そしゃく)し,とりいれている。国宝

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報

世界大百科事典(旧版)内の観心寺金堂の言及

【和様建築】より

…兵庫鶴林寺本堂(1397ころ)は軸部に大仏様と細部に禅宗様の影響がみられる。大阪観心寺金堂(1439ころ)は細部に大仏様や禅宗様の形があるが,全体としては和様のまとまりをもっている。桃山時代となると装飾的細部が多くなり,和様と折衷様の区別はしにくくなる。…

※「観心寺金堂」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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