観聴随筆(読み)かんちようずいひつ

日本歴史地名大系 「観聴随筆」の解説

観聴随筆
かんちようずいひつ

三冊

別称 波根東村覚書 加藤三右衛門著

成立 享保一二年

原本 大田市加藤家

写本 島根県立図書館

解説 著者は波根東村で庄屋を勤めた人物で、石見東部地方の見聞記。上巻は万治元年から宝永四年、中巻は宝永五年から享保二年、三巻は享保三年から同一二年までの通算七〇年にわたる。波根東村の七〇年史にとどまらず、石東地方の編年史としても貴重。簡明な文章で、石東の社会経済の動きが年ごとの農家戸数増減や、一〇年ごとにまとめられた土地所有変遷などからうかがえる。

活字本 昭和四二―四三年に原本複製で刊行

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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