角江遺跡(読み)かくえいせき

日本歴史地名大系 「角江遺跡」の解説

角江遺跡
かくえいせき

[現在地名]浜松市入野町

入野いりの町の西端、三方原台地の最南端にある南部海岸平野の砂堤列上に立地する弥生時代中期から後期を中心とする遺跡。平成三年(一九九一)から同六年までしん川の河川改修工事に伴い発掘調査が行われた。弥生時代中期の遺構方形周溝墓・土器棺、土器埋納の土壙が検出されており、多様な墓制が展開していた。後期の遺構は環濠・溝状遺構・井戸・柱穴・土坑が検出され、集落一角である可能性が高い。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android