角膜腫瘍(読み)かくまくしゅよう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「角膜腫瘍」の意味・わかりやすい解説

角膜腫瘍
かくまくしゅよう

角膜にみられる腫瘍をいうが、良性・悪性を問わず、皮様嚢腫(のうしゅ)以外はきわめてまれである。皮様嚢腫はしばしば角膜輪部に好発し、毛髪を含むクリーム色の円形の盛り上がりとしてみられる。治療の対象となるのは容貌(ようぼう)上の理由が主であるが、ときに炎症を引き起こしたり、乱視をおこしたりする。治療は、腫瘍部分の摘出とともに、角膜の表層移植術が必要となることもある。皮様嚢腫のほかには、乳頭腫結膜から侵入する結膜扁平(へんぺい)上皮がんなどがある。

[中島 章 2024年9月17日]

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