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乳頭腫(読み)にゅうとうしゅ(その他表記)papilloma

翻訳|papilloma

百科事典マイペディア 「乳頭腫」の意味・わかりやすい解説

乳頭腫【にゅうとうしゅ】

乳嘴(にゅうし)腫とも。乳頭状,絨毛(じゅうもう)状,樹枝状などに突出した上皮性の良性腫瘍皮膚粘膜にみられる。膀胱(ぼうこう)内にできるものは細かい絨毛状で,絨毛腫瘍と呼ばれる。

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関連語 良性腫瘍

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「乳頭腫」の意味・わかりやすい解説

乳頭腫
にゅうとうしゅ
papilloma

良性の上皮性腫瘍で,皮膚,尿路消化管喉頭などの上皮組織表面に,乳頭状,絨毛状ないし花キャベツ状に突出している。そのため外傷感染を受けやすい。組織学的には,発生部位によって,表面をおおう扁平上皮移行上皮円柱上皮などの増殖があり,血管に富む間質も,上皮に伴って増殖している。

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世界大百科事典(旧版)内の乳頭腫の言及

【癌】より

…皮膚や食道など扁平上皮領域からは扁平上皮癌が,消化管の円柱上皮や腺上皮からは腺癌が,膀胱の移行上皮からは移行上皮癌が生じる。対応する良性腫瘍は,乳頭腫(扁平上皮腫というべきところであるが乳頭腫が慣用されている)や腺腫である。肉腫のほうも,筋肉腫,骨肉腫,血管肉腫,脂肪肉腫等々と分類する。…

※「乳頭腫」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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