角通(読み)かくどおし

精選版 日本国語大辞典 「角通」の意味・読み・例文・類語

かく‐どおし ‥どほし【角通】

〘名〙 (「かくどおしこもん(角通小紋)」の略) 細かい正方形が一面に連なった小紋模様。
青春(1905‐06)〈小栗風葉〉秋「痩削(やせぎす)のすらりとした姿に、角通(カクトホ)しか何かのぱっとした小紋の羽織を引被(ひっか)けたのが」

かく‐つう【角通】

〘名〙 (「すもう」を「角力」と書くところから) 相撲に関する知識情報に詳しいこと。また、その人。
※こしかたの記(1961)〈鏑木清方〉『読売』在勤「角通だと自他共に許してゐた」

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デジタル大辞泉 「角通」の意味・読み・例文・類語

かく‐つう【角通】

《「すもう」を「角力」とも書くところから》相撲や相撲界の情報に詳しい人。相撲通。

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