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角閃石ホルンフェルス相 かくせんせきホルンフェルスそうhornblende-hornfels facies

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岩石学辞典の解説

角閃石ホルンフェルス相

低い液体の圧力と中程度から高い温度で形成された接触変成岩の変成相で,塩基性岩では角閃石と斜長石が発達するのが特徴である.接触変成帯でよく調べられている岩石の多くはこの相に含まれる.この相は元はエスコラ角閃岩相と,それまでに知られていた菫青石直閃石亜相に含まれていたものである.多くの変成岩の接触地帯に産する変成岩にはこの変成相に相当する岩石が多い.この相に含まれる岩石の組成は鉱物組合せに多くの変化があり,泥質岩では紅柱石や菫青石がよく発達する.石英─黒雲母─白雲母の組合せで紅柱石を伴い,高度の変成を受けた場合には珪線石が伴われる.菫青石を伴うこともある.カリ長石は紅柱石または珪線石と菫青石に欠けた岩石に産出する.塩基性岩では斜長石─角閃石(または透輝石)となり,石灰質岩では方解石─透輝石─トレモライト角閃石,方解石─透輝石─グロスラライト(─ヴェスヴィアナイト)などの組合せとなる.Mgの多い岩石では直閃石─菫青石,あるいは直閃石─フォルステライトの組合せがある[Fyfe, et al. : 1958].この相は低い変成作用では曹長石緑簾石ホルンフェルス相に,高い変成作用では輝石ホルンフェルス相に移行する.この変成相の鉱物組合せは角閃岩相と似ているので,独立した変成相とは考えない研究者が多い.角閃石ホルンフェルス相では黒雲母を産するが,角閃岩相では直閃石─アルマンダインの組合せとなる.

出典|朝倉書店
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