角館城廻村(読み)かくだてしろまわりむら

日本歴史地名大系 「角館城廻村」の解説

角館城廻村
かくだてしろまわりむら

[現在地名]田沢湖町小松こまつ 城廻

角館城下北東に隣接し、村内を生保内おぼない街道阿仁あに街道が通る。東は荒川尻あらかわしり村、西は本町もとまち村と接する。

寛永一四年(一六三七)の差紙(田沢湖町史神代地区編)に「角館城廻村之内二枚橋野谷地新開之事相心得」とある。正保四年(一六四七)の出羽一国絵図に村名が記されるが、高の記載はない。享保八年(一七二三)の仙北郡郡村本村支村御高調帳(秋田県庁蔵)には、本田当高一四二石余、新田と合わせて当高三八六石一斗九升六合とあり、本郷の家数九軒のほか、支郷に仁左治兵衛村四軒、別当村四軒、中村一〇軒、田句村五軒、板屋村四軒が記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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