解し織(読み)ホグシオリ

デジタル大辞泉 「解し織」の意味・読み・例文・類語

ほぐし‐おり【解し織(り)】

かすり織物の一種。整経した縦糸横糸で粗く仮織りし、文様捺染なっせんしたのち、横糸を抜き去って本織りにしたもの。銘仙などに用いられる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

事典 日本の地域ブランド・名産品 「解し織」の解説

解し織[染織]
ほぐしおり

関東地方栃木県地域ブランド
足利市で製作されている。江戸時代明和・安永年間(1764年〜1781年)に考案された無双織の技法に始まるという。経糸捺染模様をつくり、あとから緯糸を織り込む。そうすることで、模様に深み立体感が生まれる。栃木県伝統工芸品。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

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