解体国家(読み)かいたいこっか(その他表記)failed state

知恵蔵 「解体国家」の解説

解体国家

国家機構の解体によって、国民生活の基本が破壊された状態。サハラ以南アフリカで顕著。シエラレオネアンゴラなどでは、武装集団の抗争による内戦が続き、統治機構が解体、秩序維持力などが麻痺(まひ)し、しかもその国家の努力では危機を克服する見通しが低い。その理由は様々だが、貧困格差が続くなか、資源争奪などをめぐり、民族部族氏族の違う集団の排除・攻撃を叫ぶ過激な主張が受け入れられやすい土壌が広がっている点は共通。また外部からの武器、資金、人員供給戦乱を拡大、長期化させる。

(坂本義和 東京大学名誉教授 / 中村研一 北海道大学教授 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

収穫年度を2年経過した米。《季 秋》[類語]米・玄米・白米・新米・古米・粳うるち・粳米・糯もち・糯米・黒米・胚芽米・精白米・内地米・外米・早場米・遅場米・新穀・米粒・飯粒・小米・屑米...

古古米の用語解説を読む