触合う(読み)フレアウ

デジタル大辞泉 「触合う」の意味・読み・例文・類語

ふれ‐あ・う〔‐あふ〕【触(れ)合う】

[動ワ五(ハ四)]
互いに相手に触れる。「肩が―・う」
親しく交わる。心を通わせる。「会員どうしが―・う場をつくる」「自然と―・う」
[類語]触れる接するさわかす接触する触接するタッチする

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「触合う」の意味・読み・例文・類語

ふれ‐あ・う‥あふ【触合】

  1. 〘 自動詞 ワ行五(ハ四) 〙
  2. 互いに触れる。
    1. [初出の実例]「肩が触れ合はない限りは」(出典:永日小品(1909)〈夏目漱石〉霧)
  3. 親しくつき合う。また、互いに思いが通じる。
    1. [初出の実例]「読者は志賀直哉という非凡な人間と〈略〉直接ふれあうような印象をうけるからです」(出典:志賀直哉論(1953)〈中村光夫〉祖父直道)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android