言を食む(読み)げんをはむ

精選版 日本国語大辞典 「言を食む」の意味・読み・例文・類語

げん【言】 を 食(は)

前言をひるがえす。約束にそむく。うそをつく。食言する。
俳諧鶉衣(1727‐79)後「さてぞ言(ゲン)を食まぬ寸志も見えんと、しきりに此事を営て」 〔書経‐湯誓〕

こと【言】 を 食(は)

口約束したことにそむく。約束をたがえる。食言(しょくげん)する。ことをいつわる。〔書言字考節用集(1717)〕〔書経‐湯誓〕

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デジタル大辞泉 「言を食む」の意味・読み・例文・類語

げん・む

《「書経」湯誓の「朕言をまず」から》前言をひるがえす。約束に背く。うそをつく。食言する。
「僕が社員に対して―・むようになるから」〈鴎外ヰタ‐セクスアリス

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