言置く(読み)イイオク

デジタル大辞泉 「言置く」の意味・読み・例文・類語

いい‐お・く〔いひ‐〕【言(い)置く】

[動カ五(四)]あとに残る人に話しておく。言い残す。「家人に―・いて出かける」
[類語]言い残す言い伝える言い捨てる捨て台詞

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「言置く」の意味・読み・例文・類語

いい‐お・くいひ‥【言置】

  1. 〘 他動詞 カ行五(四) 〙 言い残しておく。立ち去って行く時などに、話しておく。
    1. [初出の実例]「物ひとこといひをくべき事有りけり」(出典:竹取物語(9C末‐10C初))
    2. 「退きて咎(とが)なしとこそ、昔さかしき人も、いひおきけれ」(出典源氏物語(1001‐14頃)明石)

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