百科事典マイペディア 「言語普遍論」の意味・わかりやすい解説 言語普遍論【げんごふへんろん】 人類言語は基本において普遍的であるとの見地から,音韻,統語,意味論において共通して存在するとみられる性質を解明しようとする理論。言語相対論とある意味では対立する。言語普遍論では,普遍性にはすべての言語に見られる絶対的普遍性と,全体的傾向として見られる相対的普遍性がある。またその種類は,品詞,時制など言語を記述する際にも用いられる基本的な概念である実質的普遍性,およびそれらが構成する規則である形式的普遍性に区別される。また言語事象間で一方の存在が他の存在を前提とするような傾向を,〈含有の法則〉と呼ぶ。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by