記述心理学(読み)きじゅつしんりがく

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

記述心理学
きじゅつしんりがく
beschreibende Psychologieドイツ語
descriptive psychology英語

とくにドイツの精神科学者ディルタイの主張した心理学をさす。彼は当時の実験的説明的心理学者、たとえばエビングハウスらが心的経験を要素的部分に分けて説明するのに反対して、心的現象は要素に分析しえない全体であり、共感的な了解によって分節的に記述されるべきだと主張。流れをくむ者にシュプランガー、ヤスパースがおり、文学、教育学、精神医学に影響を及ぼした。[宇津木保]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ダブルベーグル

テニス競技において、一方の選手がゲームカウント6-0で2セット連勝することの通称。真ん中に穴が空いたパンの一種であるベーグルの形が数字の「0」に似ていることが語源となっている。1セットの場合は単に「ベ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android