試金法(読み)しきんほう(その他表記)assaying

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「試金法」の意味・わかりやすい解説

試金法
しきんほう
assaying

(1) 貴金属の簡易鑑定法 試金石という黒色石英板に金属をこすりつけ,生じた条痕硝酸をかける。それで条痕が溶け去れば卑金属,残るようであれば金,白金などの貴金属と判定する。質屋などで使う方法。 (2) 金銀鉱の品位定量法 化学分析による湿式法 (試金分析) と,粉砕した鉱石に鉛を加えて加熱し,金銀を鉛に吸収させたのち,灰吹 (はいふき) 法で金銀だけを定量する乾式法とがある。

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