誘導核分裂(読み)ゆうどうかくぶんれつ

最新 地学事典 「誘導核分裂」の解説

ゆうどうかくぶんれつ
誘導核分裂

induced fission

原子核に中性子・陽子・α粒子・γ線などを当て励起し核分裂を起こすこと。分裂直後の核分裂片からは,さらに2~3個程度の中性子が放出されることが多い。中性子の衝撃で起きる核分裂は,中性子を連鎖媒体とする連鎖反応を起こす可能性がある。これが原子炉や原子爆弾における基本的反応である。特に235Uは熱中性子によって選択的に核分裂を起こす。238Uや232Thは熱中性子によっては核分裂を起こさない。これを利用して岩石や鉱物のU量を定量できる。FT法による年代測定は代表的な応用例。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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