説相(読み)せっそう

精選版 日本国語大辞典 「説相」の意味・読み・例文・類語

せっ‐そう‥サウ【説相】

  1. 〘 名詞 〙 仏語
  2. 経典に説かれている内容。
    1. [初出の実例]「観経の説相(セッサウ)をみるに、昆陁論経を引て曰く、劫初(こふしょ)より以来(このかた)、国を貪らむ為に父を害する悪王一万八千人とみえて候」(出典:金刀比羅本保元(1220頃か)中)
  3. 説教のしかた。説法様子経文を講義する方法。
    1. [初出の実例]「後夜の御導師、教化ども説相みな心々、廿人ながら、宮のかくておはしますよしを」(出典:紫式部日記(1010頃か)寛弘六年)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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