説相(読み)せっそう

精選版 日本国語大辞典 「説相」の意味・読み・例文・類語

せっ‐そう ‥サウ【説相】

〘名〙 仏語
経典に説かれている内容
※金刀比羅本保元(1220頃か)中「観経の説相(セッサウ)をみるに、昆陁論経を引て曰く、劫初(こふしょ)より以来(このかた)、国を貪らむ為に父を害する悪王一万八千人とみえて候」
説教のしかた。説法様子経文を講義する方法。
紫式部日記(1010頃か)寛弘六年「後夜の御導師、教化ども説相みな心々、廿人ながら、宮のかくておはしますよしを」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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