読書の自由(読み)どくしょのじゆう(その他表記)freedom to read

図書館情報学用語辞典 第5版 「読書の自由」の解説

読書の自由

読書は,個人的で自由な精神活動であり,公権力から制限されることなく,読む自由を持つという主張.ミルトン(John Milton 1608-1674)は,「書物は他のすべての生命を受けたものと同じく,つねに自由に世に出ることを許されている」とし,読書という個人の自由な判断をさしおいて,国家が読むものを規制するのは,読者にとって,最大の不快事であり,侮辱である,と述べている.1953年にアメリカ図書館協会は,アメリカ出版会議(American Book Publishers Council)と合同で制作した「読書の自由」の声明を承認し,“読書の自由は,米国の民主主義に欠かせない.この自由は,絶えることなく攻撃されている”と訴えている.日本では,1983(昭和58)年6月最高裁判所の大法廷判決において,閲読の自由は,「日本国憲法」第21条(表現の自由)だけでなく第19条(思想及び良心の自由)や第13条(生命,自由及び幸福追求の権利)から当然導かれる権利であるとの判断が示されている.「図書館員の倫理綱領」でも読書の自由の保障に言及している.

出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...

大寒の用語解説を読む