図書館員の倫理綱領(読み)としょかんいんのりんりこうりょう(英語表記)Code of Ethics for Librarians

図書館情報学用語辞典 第5版 「図書館員の倫理綱領」の解説

図書館員の倫理綱領

図書館員を対象にした倫理綱領で,1980(昭和55)年の日本図書館協会総会において採択された.前文で,この綱領が「図書館の自由に関する宣言」と対をなし,図書館員が宣言で示された図書館の社会的責任を自覚し,自ら職責を遂行していくための自律的規範であることを明らかにしている.本文では,図書館員の基本的態度,利用者や資料に対する責任などの図書館業務自体に対する責任,組織体の一員としての責任などの図書館業務を支える側面での責任,さらには文化の創造に寄与すべきことが示されている.綱領の対象となる図書館員は,図書館に勤務するすべての職員であって,専門職のみではない.

出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android