読流す(読み)ヨミナガス

デジタル大辞泉 「読流す」の意味・読み・例文・類語

よみ‐なが・す【読(み)流す】

[動サ五(四)]
ひととおり大ざっぱに読む。「後半は―・した」
よどみなくすらすらと読む。「古文書を―・す」
[類語]斜め読み拾い読み抜き読み走り読み流し読み速読素読素読み読み飛ばす

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「読流す」の意味・読み・例文・類語

よみ‐なが・す【読流】

  1. 〘 他動詞 サ行五(四) 〙
  2. すらすらと読む。滞りなく続けさまに読む。
    1. [初出の実例]「我爾時為現、清浄光明身など、心にまかせてよみ流(ナガ)し給へるを」(出典:承応版狭衣物語(1069‐77頃か)二)
  3. 深く注意もしないで、ざっと読む。おおざっぱに読む。
    1. [初出の実例]「人目忍ぶの事なれば、いらぬ所はそこそこに、読(ヨミ)ながしたる奥書に」(出典:浄瑠璃・三日太平記(1767)二)

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