読飛ばす(読み)ヨミトバス

デジタル大辞泉 「読飛ばす」の意味・読み・例文・類語

よみ‐とば・す【読(み)飛ばす】

[動サ五(四)]
一部分を抜かして読む。興味のないところや必要のないところを読まないで先へ読み進む。うっかりと抜かして読む場合にもいう。「英字新聞を読むときはわからない単語は―・すことにしている」「所信表明演説原稿を3行―・す」
次々と本を読む。大まかに理解するだけでいいという気持ちで、早く読む。「1週間に30冊のペース文庫本を―・す」
[類語]斜め読み拾い読み抜き読み走り読み流し読み速読素読素読み読み流す

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「読飛ばす」の意味・読み・例文・類語

よみ‐とば・す【読飛】

  1. 〘 他動詞 サ行五(四) 〙
  2. 不必要なところはとばして、先へ読み進む。
    1. [初出の実例]「うるさいなと、主人は読みとばす」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉二)
  3. 早く読む。どんどん読む。
    1. [初出の実例]「人々はどの古典も慌だしく読みとばして」(出典:ドン・キホーテ(1944)〈中村光夫〉一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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