読過(読み)ドッカ

デジタル大辞泉 「読過」の意味・読み・例文・類語

どっ‐か〔ドククワ〕【読過】

[名](スル)
終わりまで読んでしまうこと。読み通すこと。読了。「大冊読過する」
よみすごすこと。注意しないで読むこと。
[類語]読破読了卒読

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精選版 日本国語大辞典 「読過」の意味・読み・例文・類語

よみ‐すご・す【読過】

〘他サ五(四)〙
① 度をこしてよむ。
狂歌・大団(1703)四「読すごし口がたんたんただれてはそれで狂歌が成ましょかなふ」
② 読んでも気にとめないでほうっておく。また、読み落とす。
残夢(1939)〈井上友一郎〉四「以前は何気なく読み過した描写までが、強く心に迫ってくる」

どっ‐か ドククヮ【読過】

〘名〙
① 読み通すこと。読み終わること。
江戸繁昌記(1832‐36)三「客又一本を取て、数紙を読過し、問て曰」 〔曹学佺‐銭伯庸文序〕
② 深く注意しないで読むこと。読みすごすこと。
※あらたま(1921)〈斎藤茂吉〉編集手記「一首でも怱卒には読過し難い」

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普及版 字通 「読過」の読み・字形・画数・意味

【読過】どくか

よみさる。

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