調査リコール(読み)チョウサリコール(その他表記)investigative recall

日本大百科全書(ニッポニカ) 「調査リコール」の意味・わかりやすい解説

調査リコール
ちょうさりこーる
investigative recall

製品に欠陥があるとはっきり証明されていない段階で、メーカーが自主的に無償で回収・修理する制度。不具合の原因を究明するため、アメリカで実施されているリコール制度一種である。たとえば欠陥が疑われる自動車に調査リコールを行うことで、ドライバーなどの安全を最優先すると同時に、原因特定に時間がかかっている間に重大事故が起こるのを防ぐねらいがある。いわば「疑わしきはすべてリコール」という発想に基づく、原因不明のまま実施されるリコールである。

[矢野 武 2015年7月21日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む