諏訪兼紀(読み)スワ カネノリ

20世紀日本人名事典 「諏訪兼紀」の解説

諏訪 兼紀
スワ カネノリ

大正・昭和期の版画家



生年
明治30(1897)年

没年
昭和7(1932)年4月

出生地
鹿児島県

経歴
主に木版画制作し、大正10年より日本創作版画協会展で活躍。昭和2年には帝展初入選を果たした。昭和3年からは版画家の恩地孝四郎川上澄生らとともに「新東京百計」の制作に従事し、そのうちの11点を手がけた。6年日本版画協会の創立参画。化粧品メーカーの資生堂社員でもあり、同社の広告デザインなども担当。現在、東京都現代美術館にその旧蔵書が所蔵されている。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「諏訪兼紀」の解説

諏訪兼紀 すわ-かねのり

1897-1932 大正-昭和時代前期の版画家。
明治30年生まれ。大正10年から日本創作版画協会展に木版画を出品し,昭和2年帝展に入選。4年恩地孝四郎,川上澄生(すみお)らによる「新東京百景」の制作にくわわり,11点を担当。6年日本版画協会の創立に参加した。昭和7年4月死去。36歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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