日本歴史地名大系 「諸見里村」の解説 諸見里村むるんざとうむら 沖縄県:沖縄島中部沖縄市諸見里村[現在地名]沖縄市諸見里(もろみざと)一―三丁目・諸見里・園田(そのだ)三丁目・久保田(くぼた)一―二丁目・山里(やまざと)・山里一―三丁目胡屋(ぐや)村の西にある。ムルンザトゥとよばれ、西方の山内(やまち)村とともに山内・諸見里と併称される。越来(ぐいーく)間切に属する。万暦一九年(一五九一)八月二一日の中山王書状及目録(島津家文書)、天正二〇年(一五九二)七月二六日の島津義久書状(旧記雑録)にみえる「茂留味里大屋子」は当地名を名乗る役人であろうか。絵図郷村帳には中城(なかぐしく)間切のうちに諸見里村とみえる。琉球国高究帳でも同間切のうちで高頭二七石余、うち田一六石余・畠一一石余。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報