講元(読み)コウモト

デジタル大辞泉 「講元」の意味・読み・例文・類語

こう‐もと【講元】

神仏参詣の講中こうじゅうで、その中心となって世話をする役。

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精選版 日本国語大辞典 「講元」の意味・読み・例文・類語

こう‐もと【講元】

  1. 〘 名詞 〙 組をつくって神仏へ詣でる講中主催者講親(こうおや)
    1. [初出の実例]「今年五十一になるまで、四度お伊勢参りの先達を勤め〈略〉今度も、先達に講元を兼ねてゐるので」(出典:石川五右衛門の生立(1920)〈上司小剣〉一三)

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世界大百科事典(旧版)内の講元の言及

【頼母子】より

…【小田 雄三】 頼母子は近世から近代にかけ,庶民金融として民衆の間に定着し流行した。十数人以上が1~3年など一定の期間を定めて仲間となり,講元(親)をきめ,親の家や会所または持ちまわりで普通は月1回,一定の期日に寄り合い,あらかじめ定めた会則の下に一律掛金を集金する。この総額から会合費,諸雑費や利息を計算して差し引いたものを,くじ引きで落札して融資を受けることになる。…

※「講元」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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