謹んで(読み)ツツシンデ

デジタル大辞泉 「謹んで」の意味・読み・例文・類語

つつしん‐で【謹んで】

[副]《動詞「つつしむ」の連用形接続助詞「て」の付いた「つつしみて」の音変化》敬意を表してうやうやしく物事をするさま。かしこまって。「謹んでお受けいたします」「謹んで新年御挨拶を申し上げます」
[類語]誠心誠意心を籠める

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「謹んで」の意味・読み・例文・類語

つつしん‐で【謹で】

  1. 〘 副詞 〙 ( 動詞「つつしむ(慎)」の連用形に、助詞「て」の付いた「つつしみて」が変化して一語化したもの ) うやうやしく。「つつしんでおくやみ申しあげます」
    1. [初出の実例]「一心清浄の誠を致し、三業相応の志を抽(ぬきんで)て、謹んてもて敬白す」(出典平家物語(13C前)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android