御挨拶(読み)ゴアイサツ

デジタル大辞泉 「御挨拶」の意味・読み・例文・類語

ご‐あいさつ【御挨拶】

挨拶あいさつ」の尊敬語謙譲語
挨拶4」に同じ。「何の用かとは、とんだご挨拶だね」
[補説]1で、「先生から御挨拶をいただきます」は尊敬語、「中元の御挨拶を申し上げます」は謙譲語。

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精選版 日本国語大辞典 「御挨拶」の意味・読み・例文・類語

ご‐あいさつ【御挨拶】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ご」は接頭語 )
  2. 「挨拶」をていねいにいう語。
    1. [初出の実例]「何と申されても致し方の御座らぬ所を、御堪弁の御挨拶(ゴアイサツ)で」(出典人情本・縁結娯色の糸(1839‐48)二)
  3. ( 「とんでもない挨拶」の意 ) 自分の自慢や、相手の気にさわるような表現に対して、言われた側の人が皮肉をこめて受け答えしたりする時のことば。意外な言葉。あきれた文句
    1. [初出の実例]「『おれがどうした。女が惚れるでうらやましいか』『いかなこっても御挨拶(ゴアイサツ)、ヲホホホ』」(出典:人情本・仮名文章娘節用(1831‐34)前)
    2. 「御挨拶ね! 何(ど)う人が悪くて? 私是でも深切の意(つも)りよ」(出典:青春(1905‐06)〈小栗風葉〉夏)

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