譜代衆(読み)ふだいしゅう

精選版 日本国語大辞典 「譜代衆」の意味・読み・例文・類語

ふだい‐しゅう【譜代衆】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 譜代家臣たち。譜代の人々。
    1. [初出の実例]「大将の下に、奉公人其色々多し。一に譜代(フタイ)衆」(出典甲陽軍鑑(17C初)品四〇下)
  3. 江戸時代の大名のうち、関ケ原の戦い以前より徳川氏の家臣であったもの。一四〇家前後あった。譜代。譜代大名
    1. [初出の実例]「御譜代衆風儀之儀は、表向之手本にも相成事に候得ば」(出典:御触書天保集成‐七六・寛政八年(1796)一二月)
  4. 江戸時代、譜代大名のうち一〇万石以上のものの称。譜代席、中大名などに対する語。
    1. [初出の実例]「一奥詰衆 一御譜代衆 一中大名」(出典:御当家令条‐二六・上野御法事御参詣供奉覚・元祿九年(1696)五月五日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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