護浄院(読み)ごじよういん

日本歴史地名大系 「護浄院」の解説

護浄院
ごじよういん

[現在地名]上京区荒神

荒神口こうじんぐち通の南、新烏丸しんからすま通の東側に位置する。常施無畏じようせむい寺また常施じようせ寺といい、通称きよし荒神。天台宗本尊清三宝大荒神尊。寺伝によれば、宝亀二年(七七一)開成皇子が摂津国勝尾かつお(現大阪府箕面市)を開闢した時、荒神が八面八臂の鬼神となって出現した。その荒神を守護神として清に祀ったのが始まりである。後小松天皇の勅により僧乗厳が京都高辻堀川たかつじほりかわの東(現京都市下京区)に移し、慶長五年(一六〇〇)豊臣氏の命で現在地に移ったと伝える。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android