(読み)カツ

デジタル大辞泉 「豁」の意味・読み・例文・類語

かつ【豁】[漢字項目]

[音]カツ(クヮツ)(漢)
広々と開けているさま。あけっぴろげ。「豁然豁達
[名のり]あきら・とおる・ひらく・ひろ・ひろし・ゆき

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「豁」の読み・字形・画数・意味


17画

[字音] カツ(クヮツ)
[字訓] ひらく

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(害)(がい)。〔説文〕十一下に「谷なり」とあり、豁然として谷あいのひらけることをいう。

[訓義]
1. ひらく、ひらける、とおる。
2. 大きい、むなしい、うつろ。
3. ふかい。

[古辞書の訓]
名義抄〕豁 ヒラク・ヒラケタリ・タニ・ホカラカナリ・ホカラカニス 〔字鏡集〕豁 タチマチ・タカシ・ホガラカ・ムナシ・ヒラク

[語系]
豁xuat、闊khuatは声義近く、ともに割裂してひらける意がある。

[熟語]
豁豁・豁険豁拳豁悟豁如豁除・豁然・豁達・豁・豁豁免・豁目豁落豁寥
[下接語]
開豁・危豁・虚豁・空豁軒豁・険豁・顕豁・宏豁・散豁・清豁・豁・豁・大豁・通豁・恬豁・洞豁・頓豁・寧豁・

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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