豁如(読み)カツジョ

デジタル大辞泉 「豁如」の意味・読み・例文・類語

かつ‐じょ〔クワツ‐〕【×豁如】

[ト・タル][文][形動タリ]心が大きく小事にこだわらないさま。心のさっぱりとしたさま。
「其の意見の異なるにもかかわらず互に―たるの有様は」〈竜渓経国美談

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精選版 日本国語大辞典 「豁如」の意味・読み・例文・類語

かつ‐じょクヮツ‥【豁如】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙 心が大きく小事にこだわらないさま。度量が広くさっぱりしたさま。
    1. [初出の実例]「豁如有大度。生事未曾営」(出典文華秀麗集(818)中・賦得漢高祖〈仲雄王〉)
    2. 「元来其の心豁如(クツジョ)として、人の下風(したて)に立たん事を思はざりければ」(出典:太平記(14C後)六)
    3. [その他の文献]〔史記‐高祖紀〕

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普及版 字通 「豁如」の読み・字形・画数・意味

【豁如】かつ(くわつ)じよ

心がひろい。〔漢書、高帝紀上〕高人と爲り~仁にして人を愛す。、豁如たり。常に大度り。家人の生作業を事とせず。

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出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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