闊達(読み)カッタツ

デジタル大辞泉 「闊達」の意味・読み・例文・類語

かっ‐たつ〔クワツ‐〕【×闊達/×豁達】

[形動][文][ナリ]度量が広く、小事にこだわらないさま。「―な気性」「自由―」
[派生]かったつさ[名]
[類語]開豁磊落広い寛闊かんかつ寛大寛容寛弘かんこう広量大様おおよう大らかおっとりさりげない何気ないそれとなくそれとなしに何心ない遠回し気軽い何とはなし鷹揚おうよう豪胆豪放剛毅放胆大胆太っ腹雅量大量悠揚悠然泰然泰然自若綽然しゃくぜん自若悠悠浩然堂堂正正堂堂毅然肝が据わる腹が据わる

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精選版 日本国語大辞典 「闊達」の意味・読み・例文・類語

かっ‐たつクヮッ‥【闊達・豁達】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙 ( 古くは「かつだつ」 )
  2. 空間が広々と開けているさま。
    1. [初出の実例]「遠望豁達、人をして魂飛ばしむ」(出典:江戸繁昌記(1832‐36)三)
    2. [その他の文献]〔高適‐自薊北帰〕
  3. 度量が大きく物事にこだわらないさま。知見にとどこおりがなく自在なさま。
    1. [初出の実例]「天地誰顧之。豁達存大度」(出典:東海一漚集(1375頃)一・偶看杜詩有感而作)
    2. 「欧州自主の精神、特に此地に鍾り、其事業も自ら卓落豁達にて、気力甚だ旺(さかん)なり」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉一)
    3. [その他の文献]〔史記‐斉太公世家伝賛〕

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普及版 字通 「闊達」の読み・字形・画数・意味

【闊達】かつ(くわつ)たつ

心がひろくこだわらない。豁達。〔史記、貨殖伝〕臨(りんし)も亦た~一會なり。其の俗、にして、智足りて議論を好む。

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