豊似川
とよにがわ
広尾町北部を流れる二級河川。流路延長三七・六キロ(うち指定区間三二キロ)、流域面積一八三平方キロ。日高山脈稜線上のトヨニ岳(一四九三メートル)東側に発した数条の流れが二股橋付近で合流して豊似川となって北東へ流れる。上豊似付近でパンケアイアン沢川を合せたのち向きをやや南東に転じ、右岸にカムメロベツ川・カシュンナイ川などを合せながら流れ、海岸平野の農耕地帯を経て太平洋に落ちる。支流はいずれも清澄でヤマベの生息がみられ、またカムメロベツ遺跡・花春内遺跡など縄文時代早期から晩期の包蔵地がある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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