豊国村(読み)とよくにむら

日本歴史地名大系 「豊国村」の解説

豊国村
とよくにむら

[現在地名]姫路市飾東町豊国しきとうちようとよくに

飾東郡に所属。あま川上流の天川あまかわ谷の出口に位置し、南西上原田かみはらだ村。文禄三年(一五九四)の飾東郡蔵入目録(芥田文書)に「五百三十七石 とよ国」、同年一〇月一七日の入部御用銭割付状(同文書)に同高で「とよ国村」とある。慶長国絵図に「豊国」とみえる。江戸時代を通して姫路藩領。正保郷帳では田方四四七石余・畠方五五石余。天保(一八三〇―四四)頃の領内郷村高覚書(前橋市立図書館蔵酒井家資料)に免四ツ八分、本田高六二五石余・新田高三〇石余とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報