貝殻追放(読み)カイガラツイホウ

  • かいがらついほう かひがらツイハウ
  • かいがらついほう〔かひがらツイハウ〕

精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙
① 古代ギリシアの「オストラキスモス(陶片追放)」の誤訳。従来は「貝殻追放」と訳されていたが、現在は「陶片追放」に改められている。→オストラシズム
※貝殻追放(1920)〈水上滝太郎〉はしがき「牡蠣殻に文字を記して投票したる習慣より貝殻追放の名は生れしとか」
② 転じて、ある社会集団から有害な人物を排斥、追放すること。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典内の貝殻追放の言及

【オストラキスモス】より

…市民権剝奪と財産没収はともなわなかった。投票に際して陶器の破片(オストラコン)が用いられたところから〈陶片追放〉の名がある(〈貝殻追放〉は誤り)。前508年にクレイステネスにより創設されたとの伝えがあるが,はじめて実際に施行されたのは前488年,ペイシストラトスの親族ヒッパルコスに対してである。…

※「貝殻追放」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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