貞光前田遺跡(読み)さだみつまえだいせき

日本歴史地名大系 「貞光前田遺跡」の解説

貞光前田遺跡
さだみつまえだいせき

[現在地名]貞光町貞光 前田

貞光川が吉野川に合流する直前に開けた段丘上、標高約六〇メートルの緩やかな斜面上に所在する。平成六年(一九九四)から同七年にかけて県立職業訓練校西部校建設に伴う発掘調査が実施され、大きく三枚に分れた遺構面が検出された。上から順に第一遺構面は鎌倉時代、第二遺構面は弥生時代終末期から古墳時代初頭、第三遺構面は縄文時代中期から後期の三時期が確認されている。第一遺構面は掘立柱建物跡が主体で、建物の規模は一間×二―三間の小規模なもので占められていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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