財用(読み)ザイヨウ

精選版 日本国語大辞典 「財用」の意味・読み・例文・類語

ざい‐よう【財用】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「さいよう」とも )
  2. 資財。もとで。費用。〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「国内の始末を顧みずして漫に財用を費すが如きは」(出典:文明論之概略(1875)〈福沢諭吉〉一)
    2. [その他の文献]〔中庸〕
  3. 財貨の用途。財貨の運用
    1. [初出の実例]「内には宰相マザリンの経済を以て財用を理し」(出典:西洋事情(1866‐70)〈福沢諭吉〉二)
    2. [その他の文献]〔春秋左伝‐荘公二三年〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「財用」の読み・字形・画数・意味

【財用】ざいよう

費用。〔墨子、非攻下〕夫(そ)れ天の人をし、鬼を滅ぼす。~天下百姓の財用を竭(つく)すこと、(あ)げて數ふべからず。

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出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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