貧病(読み)ヒンビョウ

デジタル大辞泉 「貧病」の意味・読み・例文・類語

ひん‐びょう〔‐ビヤウ〕【貧病】

貧乏病気。貧しい人と病人
貧しいことを病気にたとえていう語。
「その―の妙薬を示されて」〈太宰・新釈諸国噺〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「貧病」の意味・読み・例文・類語

ひん‐びょう‥ビャウ【貧病】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 貧しいことの苦しみと病んでいることの苦しみ。また、貧しい人と病気の人。
    1. [初出の実例]「貧病孤独の悲田にも施さず」(出典:貞享版沙石集(1283)四)
    2. [その他の文献]〔管子‐乗馬数〕
  3. 貧しくて生活の苦しいことを病気にたとえていう語。ひんのやまい。
    1. [初出の実例]「金子十両包て、上書に、ひんびゃうの妙薬、金用丸、よろづによしとしるして」(出典:浮世草子・西鶴諸国はなし(1685)一)

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