責上(読み)せめあげる

精選版 日本国語大辞典 「責上」の意味・読み・例文・類語

せめ‐あ・げる【責上】

〘他ガ下一〙 せめあ・ぐ 〘他ガ下二〙
① 徹底的に責める。きびしく拷問を加える。しめあげる。
江戸から東京へ(1921)〈矢田挿雲〉五「墓掃除男の権次と云ふのを捕へて来て此奴を責(セ)め上(ア)げた」
日本音楽で、急調子にかん高い音を出す。
拾遺(1005‐07頃か)物名・三七二「松のねは秋の調べに聞こゆなり高くせめあげて風ぞひくらし〈紀貫之〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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