貴丈(読み)キジョウ

デジタル大辞泉 「貴丈」の意味・読み・例文・類語

き‐じょう〔‐ヂヤウ〕【貴丈】

[代]二人称人代名詞相手男性を敬っていう語。近世手紙文などで用いられた。
「―御覧候はば、ひそかに御知らせ下さる可く候」〈芭蕉書簡・天和二年二月木因宛〉

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精選版 日本国語大辞典 「貴丈」の意味・読み・例文・類語

き‐じょう‥ヂャウ【貴丈】

  1. 〘 代名詞詞 〙 対称。相手の男性に対する尊称尊丈。そなたさま。近世、書簡中に使用することが多い。
    1. [初出の実例]「何れの御代の撰集にや、貴丈御覧候はば、ひそかに御知せ可下候」(出典:芭蕉宛木因書簡‐天和二年(1682)二月下旬)

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