賀来神社(読み)かくじんじや

日本歴史地名大系 「賀来神社」の解説

賀来神社
かくじんじや

[現在地名]大分市賀来

賀来の南端、大分川と賀来川の合流点近くの字門田かどたにある。祭神武内宿禰(善神王)・建岩立命。旧県社。拝殿に善神王の神額があり、善神王社とも称する。創建は承和三年(八三六)と伝える(雉城雑誌)由原ゆすはら宮の摂社で、検討を要する文書であるが、嘉元三年(一三〇五)二月日の由原宮年中神事次第(柞原八幡宮文書)に八月一一日「市渡饗菜八種、飯二升盛、酒二流、千代丸名役、已上善神御供四膳」、九月節供「善神王殿酒一瓶子」とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android