賢聖の障子(読み)げんじょうのそうじ

精選版 日本国語大辞典 「賢聖の障子」の意味・読み・例文・類語

げんじょう【賢聖】 の 障子(そうじ)

  1. 紫宸(ししん)殿内御張台の後方、北廂との間の襖障子(ふすましょうじ)中国の制にならい三代から唐までの聖人賢人名臣など三二人を東西各四間に描いたもの。宇多天皇の時、初めて描かれたという。また、最古遺品仁和(にんな)寺のもので、慶長年間(一五九六‐一六一五)狩野孝信筆といわれる。
    1. [初出の実例]「彼紫宸殿の皇居には、賢聖(ゲンシャウ)障子(シャウジ)をたてられたり」(出典:高野本平家(13C前)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android