賦する(読み)フスル

精選版 日本国語大辞典 「賦する」の意味・読み・例文・類語

ふ‐・する【賦】

  1. 〘 他動詞 サ行変 〙
    [ 文語形 ]ふ・す 〘 他動詞 サ行変 〙
  2. わりあてる。くばる。わりつける。また、あたえる。さずける。
    1. [初出の実例]「各に被賦云云、一条殿へ一、久我入道に二」(出典:言継卿記‐永祿一三年(1570)正月二五日)
  3. 詩などをつくる。
    1. [初出の実例]「連歌になになにをふすといへる如何。ふすは賦也。賦の字をば、くばるとよめり。題の義おもふ心を句の中にくばりこむる也」(出典:名語記(1275)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android